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12月
17日
2015

第14回「どこで生きるかではなく、どう生きるか」
田中輝美さん×『風の人』

 

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今回のキラキラ女子は全国に島根のおもしろさを伝えているローカルジャーナリスト 田中輝美さんをご紹介します☆

≪プロフィール≫
田中 輝美(たなか てるみ)さん 39歳  松江市在住/浜田市出身
2014年 山陰中央新報社を退職 独立してフリーの記者になる
2015年8月 著書『地域ではたらく「風の人」という新しい選択』が出版され話題に

『地域ではたらく「風の人」という新しい選択』(ハーベスト出版)
島根にゆかりのある8人の「風の人」の生きざまを紹介。「風の人」とは都会や地方など土地に縛られることなく、どこにいても“面白いこと”を生み出していく人。
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Q.田中さんが記者になろうと思ったきっかけは何ですか?大学生の時?

私、大学では仏像を研究していたの。学芸員になろうかなって。実習をやっていたけど、終わったあと、残念ながら「つまらないな~」って、それはすごいショックで…すごい悩んだ。で、出た結論が、「私はモノとは生きれない」。何がつまらなかったかっていったら、1日モノと対峙してたことで、私は自分もしゃべりたいし、相手にもしゃべってほしいし、仕事として今後、長い人生向き合っていくものは、モノじゃなくて人間だなっておもった。それは、今でも良い気づきだった。その時に、人間相手の仕事ってなんだろう?て思ったら、新聞記者!すごい針の触れ方だけど。単純だったけど、大学の就職活動でマスコミ受けまくって、地元(山陰)の新聞社に入れました。

Q.本当にすごい気づき!新聞記者時代も充実していましたか?

新聞記者は毎日人とあって、好きな人と連絡を取り続けるから、好きな人ばかりが増えてくる。なんて幸せな職業なんでしょうね。
以前89歳のおじいさんを取材したことがあって、その人は88歳の時から絵を初めて、個展の取材だったんだけど、右手が悪くて紙を動かして絵をかいてるの。斬新なんです。そのおじいさんが「何事も始めるのに遅いことはない」って。すっっごい感動して、普通だったら小さく載る記事なんだけど、一生懸命書いて、大きく紙面に載せてもらって。今でも私が大事にしている言葉。
人の生き様、志、思いに触れて、感動して、これは伝えなければ!ってテンションあがるのが多い。

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Q.順調に会社でキャリアを積んでおられたのに、なぜ独立しようと?

東京に勤務した時に、暮らし難さにびっくりした。窓を開けたら壁、電線、美しくない。満員電車も劣悪だから、人にやさしくなれない。東京に行って一番最初に書いたコラムが異様な過疎過密を解消したいというもの。いっぽう島根は「人がいない、人いない」って言ってる。これを解消するのことが、いい社会につながるって真面目に思った。
その一番の問題は、地方の魅力が伝わってないこと。リアルな感じを伝えたい。バランスがいい社会を作りたい。

私がこれから挑戦しないといけないのは、島根の魅力を外に発信することで社会課題を解決していくこと
独立してローカルジャーナリストになりました。

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Q.『風の人』でその思いを発信していますね。島根で、もがきながらもイキイキと働いている、楽しんでいる「風の人」カッコいい!と思いました。

どこで生きるか、じゃなくてどう生きるか」ということ。
地方にいると可能性が閉ざされるっていうイメージがあって、そこを変えたい。私は地方に育ててもらって自由に生きているし、どこでもやりたいことはできるし、好きなように生きれるし、あきらめないでほしい。
新聞記者で世の中を見てきて思ったのは、世の中は「やる人と、やらない人」なんだなって。
私はやる人でいたいし、やる人を応援したい。
名刺にも書いているんです。『一人一人を応援する存在でありたいです』って。
やる人が増えると世の中も地域も面白くなるじゃない。
チャレンジとか“やる”って大きいと思われがちだけど、楽しんでたらいいと思う。
楽しむのは能動的な行為で、「楽しい」と「楽しむ」は違って、楽しんでる人が増えると地域も楽しくなるし、魅力的な地域になる

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Q.田中さんから見た松江の魅力ってどこですか?

古いものを活かしたまちづくりが進んでいるところ。
新しいものを作るのはいくらでもできるけど、あるのもを活かすのは、ある街にしかできない。そういう意味ではいい資源を持ってる。観光、人がやってくる仕組みってすごく面白くって、人の活力とが源泉だとおもうので、人に来てもらうのは大事。松江はその可能性をいっぱい秘めている地域ですね。

 

就職活動、記者時代の転機、独立、出版…と順調にキャリアを積んでいくと同時に、「節目では強烈にもがいている」と話す田中さん。その時々の自分の違和感に向き合って、「ザラッとした気持ちにと向き合うと、なんか見えて来るかもよ~」と教えてもらいました。『何事も始めるのに遅いことはない』を実践している田中さん自身が、地域に元気な風を送り込んでくれる「風の人」ですね。これからの“島根の魅力発信本”も、とても楽しみです♪

以上、WP河野が取材しました


松江市ウィメンズプロジェクト

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