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11月
28日
2019

【結とうろ~県庁探索~】

「暮らすグループ」の活動で、県庁探索のお手伝いをしてきました。土木部建築住宅課の山本大輔さんより、詳しくお話を聞きました。
もうすぐ、登録有形文化財となる島根県庁。そこには、島根の中心としての価値ある建物にしようという3人の建築家の思いがつまった建物でした。
たたら製鉄23代目田部長右衛門
島根県民会館も設計した安田臣
福岡久留米市出身の菊竹清訓

現在島根県庁が建っている場所は、松江城の三の丸があった場所です。大きな建物のわりに、高さが抑えてあるのは、松江城から宍道湖が見えるようにとのこと。
先代の県庁は火事で焼けてしまい、現在の建物は昭和34年に完成しました。

正面玄関入ってすぐの壁は、安来の荒島石。
現在は採掘されていないそうです。色の違いは発掘の深さでかわってきます。

テレビなどでよく見る議会室は、質実剛健の考えで建てられた県庁ですが、議会室だけは安田さんの思いが存分に表現されることとなりました。赤いふかふかの絨毯。扉には黒い革が貼られ、縁にはオレンジの木の装飾。現在は変わっていますが、建設当時は議長席の後ろの壁は銀紙をくしゃくしゃにしたような、きらきらした壁肌になっていたそうです。これは当時の流行だったとのこと。

バルコニーのタイルは石見焼き。滑らないようでこぼこになっています。本来石見焼きは、タイルにするような素材ではありませんが、県庁のためにオリジナルで作ったそうです。県庁建設には、伝統ある産物から新しい産物をつくる挑戦の場となったそうです。

県庁屋上からは宍道湖と嫁が島がみえます。
建設当時は、大山も見えていたそうです。

今まで何も知らず、当たり前にあった県庁ですが、歴史的建造物な価値や島根の文化財としての価値などを知ることができ、当時の人々に思いを馳せることができました。

今回このような機会を設けていただきました、まつえまちづくり塾さん、ありがとうございました。

文責 石橋藍


松江市ウィメンズプロジェクト

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