美術館って、シーンと静かに見なくちゃいけない…、そんな風に思っていませんか?赤ちゃんやちびっこの話し声はなかなかボリューム調整が聞かないものです。そんなおうちの方のために、島根県立美術館の「かぞくの時間~こどもといっしょの鑑賞優先時間」があります。子どもと一緒に行って楽しく、お世話がしやすく、そしてしっかり鑑賞できる!ゆったりした時間が過ごせます。
日時:毎週木曜日、午前10:00~12:00
会場:企画展示室およびコレクション展示室
特典:鑑賞料の割引
子連れでこっころパスポート提示で団体料金となります。(4名まで)
受付には貸し出し用ベビーカー、返却式のコインロッカーがあり、子連れの時の大きいバックを預けていけます。入館すると、広いロビーと大きい彫刻が出迎えてくれます。
展示室では手をつないで鑑賞します。この時間には他のご家族も多く、子どもが声を出しても「お互いさま」の温かい雰囲気でした。また監視スタッフの方も笑顔で見守ってくださいます。
子どもと一緒に「美術館のおやくそく」も学べます。
2階の展示室も絵画、写真、彫刻など種類に分かれ、多様な面白い美術品に出合えます。常設展示室の展示は年間30回以上展示替えされていて、季節、テーマに合った多くの作品に出合えます。この日は大きな波の絵に出迎えられました。まさに夏です。
館内の静かさに子どもが少し退屈したら、展望テラスに行ってみましょう。扉を開けると大きく空が広がって、カバとゴリラの彫刻が!(触れます)
階段を上って宍道湖一望の景色は爽快です。子どもに松江のいいところを伝えてあげられます。
1階に戻ってアートライブラリーではミニミニアート体験(参加無料)が受けられます。スタッフの皆さんにお手伝いをしてもらって、この日は缶バッチ作成!子どもの描いた絵で簡単に作成できて、持って帰ることが出来るのでお土産が出来ます。
館内を歩いて親子で休憩です。広いロビーには絵本がたくさんあり、宍道湖からの光の中ほっと一息します。カフェスペースも隣にあるので、水分補給、おやつも安心です。

もっと落ち着くには…授乳室があります。個室なので上の子とともに座って休むことが出来ます。ちなみに館内のトイレもベビーシートやベビーキープが設置されています。
もう少し大きい子にはイタリアンレストラン・ヴェッキオロッソでもお子様ランチプレートがあり、一緒に楽しめます。
さて、お土産です。ミュージアムショップでは購入時にこっころパスポート提示でオリジナルポストカードがプレゼントされます。
ミュージアムショップの横から岸公園への出口があります。静か目にしたあとは、思いっきり岸公園で走って、野外彫刻に触ってみるのも楽しいお出かけになります。
「かぞくの時間」は2013年7月に開始され、徐々に利用者が増えてきているそうです。子連れ美術館も、また新しい発見がいっぱいです。初めての人も、しばらく遠ざかっていた人も、足を運んでみてはいかがでしょうか?
(取材日時2016年7月28日木曜日)
島根県立美術館
〒690-0049島根県松江市袖師町1-5
TEL:0852-55-4700 FAX:0852-55-4714
休館日:毎週火曜日、年末年始(12月28日~1月1日)
http://www.shimane-art-museum.jp
以上、人見がお伝えしました。